2015年12月03日

勉強のヒント 体調管理編 1 頭寒足熱

勉強のヒント 体調管理編 1 頭寒足熱


【集中したいときは「頭寒足熱」が基本】

勉強などで集中したいとき、基本となるのが「頭寒足熱」です。

まず、「頭寒」は、頭は冷たい方がよい ということ。

暖房などが効いた部屋にずっといると、頭がぼ~としてきますよね。

体が温まりすぎたり、顔が温まりすぎると、脳の活動がいっきに低下します。

脳はたくさんのエネルギーを消費して活動しています。その活動の副産物として熱が多量に発生します。

その熱を、うまく脳から逃がさないと脳がオーバーヒート状態になってしまいます。

ですから、外部から熱を加えると逆効果になってしまうのです。

ではどれぐらいの温度がよいのでしょうか。

自分の経験でいくと、ひんやりした冬の朝ぐらいの温度が良いようです。

これくらいの温度が非常に集中力を高めてくれます。

ただし、注意してほしいのは、体が冷え切ってしまっていてはまったく意味がありません。体は、適度の暖かさを保ってなければ集中できませんから。

また、脳を冷やせばいいというものでもなく、ぎんぎんに冷やしたら逆に集中できなくなります。

次に、「足熱」は、足は暖かい方がよい ということ。

足は暖かい方が良い ということで思いっきり暖める人がいますが逆効果になります。

先ほど話したように、脳は過度の熱によりオーバーヒートします。足であたためられた血液は脳に行き、脳を暖めてしまうからです。

「足熱」の、足は暖かい方がよい とはどのような状態が良いというのでしょうか。

足先が痛くなるほど冷えると、脳がそちらに気をとられて集中できなくなります。

冷えた状態では集中できないから、暖めて普通の状態に戻す ということです。

足が普通に暖かい状態であるならば、温める必要はありません。

寝るときに、足先が冷えているとなかなか寝付けません。

また、普通に暖かいときに毛布などをかけて寝るとすぐに足が熱くなって、足を外に出すととても気持ち良く眠れたりします。

まさしくこれです。

足を適度な温度に保つことが、脳にとってとても快適なのです。


【脳に快適な環境を作り出す】

以上、見てきたように まず基本的に体は暖かくもなく寒くもない状態を保たなくてはなりません。

そして、頭は適度に冷やし、足先が冷たくなっていたら冷たく感じなくなるまで暖める。

体全体を適度の温度に保つことで脳に余計な負担をかけず、脳を冷やすことで脳が快適に働ける環境をつくる。

これが、「頭寒足熱」の意味だと思います。


みなさんもこれを踏まえて、集中力を発揮できる環境を自分で工夫して下さい。


【まとめ】
頭寒足熱・・・脳が快適に働ける環境をつくる
①体は冷やしてはいけないし、暖かすぎてもいけない。
②頭は適度に冷やす。
③足先が冷たくならないようにする。







Posted by 南風原 筑西(ちくせい)塾 at 15:05│Comments(0)
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