2016年04月21日

入試に短期間で合格する方法 その2

入試に短期間で合格する方法 その2


前回は、

小学校、中学校の9年間にあまり勉強をしてこなかった場合は、基礎力が不足している可能性があること

基礎力が不足している場合、小学校、中学校の9年間を通じてつけるべき基礎力を、わずか1年以内(できれば半年以内)でつけなければならないこと

短期間で基礎力をつける方法があること

を述べてきました。



ここで、疑問を持った方がおられるのではないでしょうか。

中学までのことは書いてあったが、高校での勉強のことは何も書いてない



これには理由があります。

高校での勉強は、すべて中学校までの勉強の延長上にあります。
中学まで学んだ基礎の上に、高校の勉強が成り立っているのです。

もし、中学までに学んだ基礎が弱かったら、どうなるでしょうか。
当然、高校の勉強がうまく理解できるはずがありません。

逆に、中学までの基礎力が十分備わっている人は、高校の勉強に入っても、多少のつまずきはあるかもしれませんが、基礎力がない人と比べて、理解力は強いはずです。

ですから、中学までの基礎力が大変重要となるのです。


特に、基礎力がないと大きな影響が出るのは、国語と英語です。

国語は、中学までに基礎的な言葉に関する知識をほとんど学びます。
基礎的な漢字、慣用句、ことわざ、四字熟語などはほとんど小学校で習っています。

言葉に関する知識がなければ、文章を読んでも理解できません。

文章を読むためには、文章を読むための技術が必要になりますが、言葉がわからなければ、いくら技術を勉強しても全く意味がなくなってしまいます。

言葉に関する知識の土台の上に、文章を読む技術が必要となります。
土台が弱ければ、文章が読めないのは当然です。


また、英語では、国語と同じように英文を読むための言葉に関する知識、基礎となる英単語・英熟語を覚えなければなりません。

中学で習う英単語・英熟語がこれにあたります。

また、中学で習う文法の知識がないと英文を理解することに支障が出てきます。
中学で習う英語の知識は本当の英語の基礎となる知識なのです。


ここで、非常に興味のある調査がなされています。

『中学英文法の知識で、英語の大学入試問題の8割が解答可能?』(2015.10.09)
→(元の記事:http://dime.jp/genre/192306/

内容を要約しますと次のようになります。

株式会社アルクの調査。
①79%の問題が高校レベルの文法知識を含まないものである。
②高校の内容を含むが中学の文法知識の応用で解けるものを含めると89%の問題が解答可能。
このことは、中学校で学習する文法がしっかり定着しその応用能力があれば、大学入試問題を解くのに大いに役立つということ示している。


中学までに習う知識が、いかに重要かおわかりいただけたと思います。





Posted by 南風原 筑西(ちくせい)塾 at 12:13│Comments(0)
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