2016年04月22日
入試に短期間で合格する方法 その3
入試に短期間で合格する方法 その3
前回までは、中学までの基礎力がとても重要であることを述べてきました。
それでは、どのように勉強したら短期間で学力をつけられるのでしょうか。
その前提となるお話をしましょう。
私たちが勉強するとき、考える、記憶する、疑問に思う、・・・、などなど、すべて脳が関係してきます。
脳がちゃんと働いてくれないと、勉強が滞ってしまいます。
それでは、簡単な事例から脳の働きを見てみましょう。
まず、簡単な質問をします。
3日前の朝食では、何を食べましたか?
この質問に、簡単に答えられる人はそう多くはないと思います。
朝食で毎日同じものを食べている人や、その朝だけ特別なものを食べた人は、簡単に答えられるかもしれません。
しかし、昨日の残り物を食べるとかで、朝食が毎日変化する人は、思い出すのが大変だと思います。
まして、7日前の朝食は? などと考えるとほとんど思い出せませんよね。
ここで、ちょっと考えて見ましょう。
まず、朝食を食べるとき、朝食そのものに脳をたくさん使って食べているでしょうか。
朝食以外のことに脳を使っている(新聞を読むとか・・・)人はいると思いますが、朝食自体に脳を使っている人はほとんどいないと思います。
当然脳を多少は使いますが、毎日の単純作業を行っているのと変わらないのではないでしょうか。
『 脳をあまり使わない単純作業は記憶に残りにくい 』
このことを、まず覚えておいてください。
同じ朝食でも、記憶に残る場合はどのようなときでしょうか。
まず、毎日同じものを食べる人は、昨日も、今日も、明日も、同じ朝食を食べているのですから、当然3日前の食事も同じですから簡単に答えられます。
これより、単純に一つのことだけ覚えているのなら記憶は残りやすいということが分かります。
しかし、これは実用的ではありません。現実には複雑に多数のことを考えないとならないからです。
また、朝食に特別なものを食べた人は記憶に残りやすくなります。
なぜ、普段と違う特別なものは記憶に残りやすいのでしょうか。
それは、やはり脳の働きと関係していると思われます。
特別なものは、普段と違う感情がわきますし、「おいしそー」 とか、「何でできているんだろう」 とかいろいろ考えることも多くなります。
普段と違う特別なもの、言い換えますと、変化があるものに対して脳は敏感に反応し、そのために脳を使うことが多くなるのです。
『 脳を多く使う変化のあるものは、記憶に残りやすい 』
このこともよく覚えておいてください。
では、朝食が毎日変化する人は、思い出すのが大変なのはなぜでしょうか。
毎日朝食が変化するのですから、記憶に残りやすそうです。
しかし、毎日の朝食が変化するといっても、日常普通に食べているものが変化してするのであって、脳を多く使うことはありません。
ましてや、昨日食べたおかずの残りでは変化がないのと同じになってしまいます。
ですから、『 脳をあまり使わない変化では、記憶に残りにくい 』 ということになります。
これが、昼食や夕食だと条件が違います。
昼食を毎日家で、朝食と同じように食べている人は記憶に残りにくいと思います。
しかし、職場に働きに出る人は、手作り弁当を食べたり、買ったお弁当をたべたり、食堂へ行ったりなど、日常とは違ったことをする機会が多いと思います。
日常とは違ったことをする機会が多いということは、脳を多く使う機会が多いということです。
また、夕食でも、たまに「すき焼き」でも出てきたりすると、「前食べたのはいつだったかな~」 とか、「おいしそ~ いっぱい食べるぞ」 とか、いろいろ考えたりします。
外食などをするときは、余計いろいろなことに脳を使いますから記憶にも残りやすくなると思われます。
ですから、朝食に比べて、昼食や夕食は記憶に残りやすいといえるのです。
以上のことより、脳には
『 脳をあまり使わない単純作業は記憶に残りにくい 』
『 脳を多く使う変化のあるものは、記憶に残りやすい 』
(『 脳をあまり使わない変化では、記憶に残りにくい 』)
傾向があることが分かります。
これから少しの間、実際の体験から記憶に関して考え、そのあと、まとめとして脳科学からみた記憶を取り上げます。
勉強をする上で、脳の働きについて知ることはとても大切なことですので少し時間をとりたいと思います。
これがあとで、「短期間で合格する」ためにとても役に立ちますのでおつきあいください。
前回までは、中学までの基礎力がとても重要であることを述べてきました。
それでは、どのように勉強したら短期間で学力をつけられるのでしょうか。
その前提となるお話をしましょう。
私たちが勉強するとき、考える、記憶する、疑問に思う、・・・、などなど、すべて脳が関係してきます。
脳がちゃんと働いてくれないと、勉強が滞ってしまいます。
それでは、簡単な事例から脳の働きを見てみましょう。
まず、簡単な質問をします。
3日前の朝食では、何を食べましたか?
この質問に、簡単に答えられる人はそう多くはないと思います。
朝食で毎日同じものを食べている人や、その朝だけ特別なものを食べた人は、簡単に答えられるかもしれません。
しかし、昨日の残り物を食べるとかで、朝食が毎日変化する人は、思い出すのが大変だと思います。
まして、7日前の朝食は? などと考えるとほとんど思い出せませんよね。
ここで、ちょっと考えて見ましょう。
まず、朝食を食べるとき、朝食そのものに脳をたくさん使って食べているでしょうか。
朝食以外のことに脳を使っている(新聞を読むとか・・・)人はいると思いますが、朝食自体に脳を使っている人はほとんどいないと思います。
当然脳を多少は使いますが、毎日の単純作業を行っているのと変わらないのではないでしょうか。
『 脳をあまり使わない単純作業は記憶に残りにくい 』
このことを、まず覚えておいてください。
同じ朝食でも、記憶に残る場合はどのようなときでしょうか。
まず、毎日同じものを食べる人は、昨日も、今日も、明日も、同じ朝食を食べているのですから、当然3日前の食事も同じですから簡単に答えられます。
これより、単純に一つのことだけ覚えているのなら記憶は残りやすいということが分かります。
しかし、これは実用的ではありません。現実には複雑に多数のことを考えないとならないからです。
また、朝食に特別なものを食べた人は記憶に残りやすくなります。
なぜ、普段と違う特別なものは記憶に残りやすいのでしょうか。
それは、やはり脳の働きと関係していると思われます。
特別なものは、普段と違う感情がわきますし、「おいしそー」 とか、「何でできているんだろう」 とかいろいろ考えることも多くなります。
普段と違う特別なもの、言い換えますと、変化があるものに対して脳は敏感に反応し、そのために脳を使うことが多くなるのです。
『 脳を多く使う変化のあるものは、記憶に残りやすい 』
このこともよく覚えておいてください。
では、朝食が毎日変化する人は、思い出すのが大変なのはなぜでしょうか。
毎日朝食が変化するのですから、記憶に残りやすそうです。
しかし、毎日の朝食が変化するといっても、日常普通に食べているものが変化してするのであって、脳を多く使うことはありません。
ましてや、昨日食べたおかずの残りでは変化がないのと同じになってしまいます。
ですから、『 脳をあまり使わない変化では、記憶に残りにくい 』 ということになります。
これが、昼食や夕食だと条件が違います。
昼食を毎日家で、朝食と同じように食べている人は記憶に残りにくいと思います。
しかし、職場に働きに出る人は、手作り弁当を食べたり、買ったお弁当をたべたり、食堂へ行ったりなど、日常とは違ったことをする機会が多いと思います。
日常とは違ったことをする機会が多いということは、脳を多く使う機会が多いということです。
また、夕食でも、たまに「すき焼き」でも出てきたりすると、「前食べたのはいつだったかな~」 とか、「おいしそ~ いっぱい食べるぞ」 とか、いろいろ考えたりします。
外食などをするときは、余計いろいろなことに脳を使いますから記憶にも残りやすくなると思われます。
ですから、朝食に比べて、昼食や夕食は記憶に残りやすいといえるのです。
以上のことより、脳には
『 脳をあまり使わない単純作業は記憶に残りにくい 』
『 脳を多く使う変化のあるものは、記憶に残りやすい 』
(『 脳をあまり使わない変化では、記憶に残りにくい 』)
傾向があることが分かります。
これから少しの間、実際の体験から記憶に関して考え、そのあと、まとめとして脳科学からみた記憶を取り上げます。
勉強をする上で、脳の働きについて知ることはとても大切なことですので少し時間をとりたいと思います。
これがあとで、「短期間で合格する」ためにとても役に立ちますのでおつきあいください。
Posted by 南風原 筑西(ちくせい)塾 at 10:37│Comments(0)