2017年05月26日
食中毒に注意!(筑西塾ブログ)
食中毒に注意!
梅雨に入り、このところ蒸し暑い日が続いています。
こういう時期に心配なのが体調を崩すこと。
特に、気を付けなければいけないのが『食中毒』です。
食中毒になると(きたない話で申し訳ありませんが)、
下痢、嘔吐が同時にやってきますので、
とてもつらい状況になります。
これが何時間~何日間も続いたりしますので、
体力が一気になくなっていきます。
食中毒がよくなってきても、
体力がなくなっていますので、
食べないことには体力は回復しません。
胃腸はダメージを受けているのに、
食べないことには体力は回復しない この矛盾!
最初は少しずつしか食べられませんので、
結局回復するまでに1週間近くかかったりします。
この間、とってもつらいです。(経験者は語る。)
食中毒の原因は、食中毒菌です。
よく、においをかいで、『これは腐っていないから食べられる』 といいますが、
腐るにおいがするのは腐敗菌が繁殖するからです。
この菌は、ものを腐らせる菌であって、食中毒を起こさせる直接の菌ではありません。
確かに、腐敗菌でも多量に食べれば、お腹を壊したり、嘔吐することもあるかもしれませんが、
激しい食中毒を起こさせるものではありません。
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食中毒を起こさせる菌は、食べ物の中で繁殖しても、何かにおいを出すものではありません。
菌が繁殖しても、においがしませんから、においでは判断できないのです。
ですから、食中毒の菌が繁殖しているか、いないかは見た目では判断できないですし、
においなどでも判断できませんから、日常生活の中で判断するのはほとんど無理です。
食中毒にならないためには、まず、手を清潔に保つことが重要です。
手には、何種類かの食中毒菌が付着しているからです。
普段は、この食中毒菌は、数が少ないため食中毒を起こすことは少ないのですが、
温度や、湿度の条件によっては急激に増え、食中毒に至ります。
手には食中毒菌がいますから、手で直接、生食ものを触ったり、おにぎりを握ったりすることは、基本的にはしない方がいいです。
ましてや、直接手で触ったものを長時間暖かい部屋に置いたりするのはもっての外です。菌が一気に増えてしまうから。
私たちのまわりには、手にいる食中毒菌以外にも、たくさんの種類の食中毒菌がいます。
それをすべて防ぐのはとても難しいと思います。
しかし、手にいる食中毒菌は、われわれが注意すれば防ぐことが可能です。
手にいる食中毒菌を増やさない方法は、
①手を清潔に保つ
②生ものや、おにぎりなどは素手で直接触らない
③作ったものなどを、暖かい部屋などに長時間放置しない
④作ったものは、冷蔵庫などの温度が低い場所に保存する
です。
これだけでも、食中毒というリスクを相当減らせます。
この梅雨の時期、特に食中毒に気を付けてくださいね。
食中毒って、本当につらいんですよ!
Posted by 南風原 筑西(ちくせい)塾 at 21:00│Comments(0)