2017年09月26日
7日で満点をめざす 実戦漢文勉強法 基礎編(筑西塾ブログ)
7日で満点をめざす 実戦漢文勉強法 基礎編
センター試験や、大学入試に漢文が必要だけど、
どうも苦手で、点数が伸びない人のための実戦講座です。(と言うほど大げさなものではありませんが・・・)
7日で満点が取れるやり方です。

まず、漢文の句法の参考書をお持ちでしょうか。
もし持っていないならば、漢文の句法の参考書を用意してください。
ご自分でお選びになれない場合は、
三羽邦美先生の『漢文ヤマのヤマ パワーアップ版 (大学受験超基礎シリーズ)』 学研マーケティング
がおすすめです。
さて、漢文の句法の参考書が手に入りましたら、以下のことをします。
まず、漢文の句法をそのまま完全に覚えます。
その時、気を付けるのは、句法と訳をまったくそのまま覚えこむことです。
未 (読み)いまだ・・・ず (訳)まだ・・・ない
とあったら、完全にそのまま覚えなくてはなりません。
入試では、まったくのまま出てきます。
訳もそのまま当てはめるだけです。
漢文は、もともと中国語です。漢文自体は、ほとんど決められた形で書かれています。
その決まった形を、日本語で意味が通るように読み替えたのが漢文の句法です。
ですから、漢文の句法は決まった形、決まった意味で解釈されるのです。
この講座は、
基礎編:句法暗記
応用編:実戦問題演習
に分かれます。
さて、基礎編:句法暗記 では、
基礎となる句法を4日をかけて、完全に暗記します。
やり方は、1つの句法を暗記したら、すぐに練習問題でチェックしてください。
そのとき、絶対に答えを見たり、句法を見たりしないで、やってください。
あなたの頭の中だけで、問題を解いてみるのです。
もし句法自体を覚えていない場合は、もう一度完全に覚えなおしてください。
問題がすらすら解けない場合は、問題の上の方にでも小さな点をつけて答えを見てください。
そして、ある程度問題が解けるまで繰り返してやってください。
なにしろ、すらすらできなかったものは必ず印をつけることです。
このとき重要な注意があります。問題を解くとき解答を参考書に書き込まないでください。
絶対書いてはダメです!ヒントのようなものもダメです!
なにしろ、問題は、できなかった時の印以外は一切書き込みはしてはいけません。
これが終わったら、次の句法に移ってください。
これを繰り返し、1日で、参考書の半分から全部を終わらせてください。
2日目は、前回の復習から始めます。
前回やったところを、もう一度やっていくのですが、
まず、句法の読みと意味を完全に暗記しているのかチェックします。
そして、完全に暗記しているのならば、練習問題のチェックをします。
そのとき、すらすらできない句法や問題には必ず印をつけておきます。
何回やっても、できない句法や問題はたくさん印がつきますから、
そこが自分の弱点だと見てわかるようになるのです。
それを繰り返しながら、昨日やったところまでやっていきます。
これが終わったら、昨日やったように先に進みます。
そして、必ず、できなかった句法や問題には印をつけることを忘れずに!
この2日目には、最低でも参考書の最後まで行ってください。
どんどん先に進められる方は、このやり方で先に進んでください。
3日目は、まず、昨日やったところの復習から始めます。
2日目と同様に、できなかった句法や問題にチェックを入れながらやってください。
これが終わったら、参考書の2回目に入ります。
2回目も、1回目と同様のことを繰り返しやります。
まず、必ず句法の読み方と意味のチャックをし、できていないものには印をつけて徹底的に覚えこみます。
そして、問題を解いてすらすらできないものをチェックし印をつけ、すらすらできるまで暗記します。
これを繰り返すのですけれど、復習も含めてもう何回かやっているものばかりですので、
やるスピードをあげて、一日で参考書2回目を終わらせましょう。
4日目は、3日目より早く、参考書の3回目をやってしまいましょう。
その時のやり方は、今までやってきたことを忠実に守ってやるだけです。
必ず句法の読み方と意味のチャックをし、できていないものには印をつけて徹底的に覚えこみます。
そして、問題を解いてすらすらできないものをチェックし印をつけ、すらすらできるまで暗記します。
このいままでやってきた、できないものにつけた印が5日目以降とても役に立つことになるのです。
5日目は、参考書の仕上げとして、今までチェックして間違っていた印のついた句法や問題を重点的に復習をします。
その時も、句法の読み方と意味のチャックをし、できていないものには印をつけて徹底的に覚えこみます。
そして、問題を解いてすらすらできないものをチェックし印をつけ、すらすらできるまで暗記します。
この作業は、前日の参考書の3回目の演習より、短時間で終わるようになっていると思います。
もし、短時間で終わるようなら、もう一度復習するとなお効果が上がると思います。
4回目、5回目となるべく多く復習してください。
ここまでが、基礎編:句法暗記 になります。
次回は、応用編:実戦問題演習 に移ります。
Posted by 南風原 筑西(ちくせい)塾 at 20:51│Comments(0)
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